民生品担当設計職T.N 民生品担当設計職T.N

Interview

勤務地:東京本社

民生品担当設計職
T.N

民生品担当設計職
の仕事内容

具体的な仕事内容.01

顧客打合せ

お客様からの製品開発支援依頼の打診に対し、内容に応じて営業、デザイナー、設計者が同行し、どのような製品の設計であるか?プロジェクトの全容を伺います。実際は、企画デザインからの依頼であったり、設計のみの依頼であったり、量産設計の依頼であったりと様々です。
併せて、目標原価や目標品質について伺います。この時点でポンチ絵を書いて構想を煮詰めることもあります。中には商品のライフサイクルや企画に関する提案に及ぶこともあり、まさに製品開発に関わる実感を得ています。

具体的な仕事内容.02

見積

顧客側開発日程に合わせ日程を組んで開発工数を算出し、プロジェクトチームを編成します。アークの各拠点には、合計100名以上の設計者が在籍し、多種多様な経験を積んだ設計者の中よりプロジェクトに最適なメンバーをアサインします。全国でどのようなプロジェクトが進行中であるか拠点間の情報はリアルタイムで共有されます。見積時に製造手法や生涯ロットなどを考慮し製造手法も見込みます。それぞれの開発規模に対応する見積となります。

具体的な仕事内容.03

受注~構想設計

打ちわせ時に定義した顧客価値を実現するために要求機能の構成を決定、基本構造を設計しフィジビリティスタディを実施します。QCDS全てのバランスをとるために設計者として考慮しなければならないことは膨大です。しかし、ここで適切な作業をしておかなければ後工程で取り返しのつかないことになるので手は抜けません。動作仕様の検証や詰めなどプロジェクトリーダーを中心に議論を重ね最適解を導きます。

具体的な仕事内容.04

詳細設計・DR・出図

詳細設計では初期検討で出た設計仕様に沿った設計を行いますが、製造手法により設計は柔軟に対応しなければなりません。特にARRKの試作設計には一般的なメーカーに無い製造ノウハウも存在し、これに準じた設計をします。
さらに、特殊材料を用いた製品もあり材料加工法などは最新の情報が無いと最適なQCDSを導けないので常に情報収集は怠りません。DRを実施した際には顧客も交え設計の妥当性を追求します。出図するまでに様々なチェックがあります。

具体的な仕事内容.05

検査~組立~評価試験~PDCA

各部品のデータを出図し製造された部品の検品、組立、動作確認後納品。その後の評価試験を請け負う場合もありますが、基本的に評価試験の多くは、顧客側で実施されます。
しかし、ARRK側でも並行して総合評価を実施し、QCDSの妥当性を検証しPDCA実施。今後の設計に生かせるようノウハウの蓄積や教育に生かせる資料の作成などを行いますが、何よりも新製品開発に関わる仕事ですのでセキュリティーについては徹頭徹尾気を抜きません。

まさに天職。
0コンマ数mmに負けない
設計に対する情熱

実現させかたった消費者向けの製品設計

転職の際は『一般ユーザーの目に映るもの、一般ユーザーが手にするものを設計できる企業・職種』に重点を置いて活動をしていました。
前職では、新卒入社後、自動車工場の生産ラインの設備を設計していた為、自分が設計したモノがカタチになるという達成感や楽しさを感じることはありましたが、それが一般ユーザーの目に映る事はほぼありませんでした。そのような環境の中で一般ユーザー向け製品の設計に魅力を感じ、設計スキルの幅を広げたいと考えていたこともあり、お客様の『開発支援』を通じた製品設計で多分野にわたるモノづくりに関わり、多種多様な経験ができる弊社に興味を持ち入社を決めました。

急な依頼・変更にもプロとして絶対に対応する

現在は、主にアミューズメント製品・医療用機器・民生用機器等の製品設計業務を担当しています。
業務の具体的な流れは、まずお客様との打ち合わせにより創りたいもののイメージをヒアリングし、全体の設計ボリュームを把握して日程や人員割り振りの計画・見積もりを作成します。設計を進めていくうえでの困り事や懸念点をレビューで潰し込み、お客様とも連携を密に取りながらご要望に沿いつつ現実的なモノを創り上げていきます。
案件によっては設計に留まらず、引き続き試作までを弊社に任され、生産部署で製作した試作品の組み立てから検証・調整まで行うこともあります。製品の開発業務に携わっている以上、急な日程前倒しや仕様変更のご依頼を頂くことも少なくはありませんが、苦労した分創り上げたモノがカタチとなり、お客様や一般ユーザーの方々が喜ばれる様子を見ると誇らしくやりがいを感じます。

前職にはなかったPDCAの観点

前職では、規模が大きい自動車生産設備の設計をしていたことから一転し、入社後に最初に携わった案件は当時最盛期であった携帯電話の製品設計でした。それまでは数百、数千mmもある大きなものを設計していたのですが、急に0コンマ数mmレベルの精細なものを設計する事となって感覚が慣れるまで時間を要したことを覚えています。
また、設備などの一点物を設計するうえではPDCAサイクルをあまり意識する事はありませんでしたが、量産前に問題点を全て潰し込まなければならない為、設計の中でPDCAサイクルを何回も回すという考え方の違いにも苦労しました。それでも続けてこれたのは、その後、多くの案件を経験し自分なりに感覚を掴み、次第に慣れていきましたが、何より設計という仕事やCADを用いての作業が好きだったことが大きかったと思います。

プロジェクトリーダ経験から学んだお客様視点

成長を実感したのは、複数のプロジェクトの取り纏めを任されるようになったときです。人員の割り振り、各プロジェクトの進捗具合、設計の見積もりに対して消化した工数、設計品質など、優先・重要視しなければならない項目に着目して業務を進めるようになりました。
また、お客様との窓口業務を通じては、お客様が何を求めているかを汲み取り、何を優先して進めるべきなのかを考慮して設計業務に取り組むように心掛けています。今後も、『開発支援』を通じた製品設計での多分野にわたる多様な経験を活かし、お客様のご要望に沿ったモノづくりができるように心掛け、更に成長していきたいと考えています。

部署上長から応募者の方へ

開発支援企業としてお客様の製品開発をサポートする業務です。「こんなモノが欲しい」という思いを形にする、まだ世の中にない新しいものを具現化する仕事です。
機能→構成要素→機構→構造→形状→寸法・材料・加工法と流れがあり、最適な案を選択・決定していきます。商品開発にはモック、原理試作、量産試作、展示会モデル等もあり多種多様なお客様のそれぞれの開発段階に応じて設計業務に携わります。設計者として関われる機種数は想像以上だからこそ、成長も十分できる環境なのです。

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