自動車部品担当設計職K.I 自動車部品担当設計職K.I

Interview

勤務地:名古屋支社

自動車部品担当設計職
K.I

自動車部品担当設計職
の仕事内容

具体的な仕事内容.01

案件引き合い打ち合わせ

私達の部署では、車両のヘッドライトを中心に、内外装部品の量産設計の請負業務がメインになります。
案件を始める前に事前打合せをし、求められるアウトプットを明確にし見積もりを作成します。見積もりの合意が取れれば受注となり、案件がスタートとなります。

具体的な仕事内容.02

設計業務の流れ

インプットは、お客様から支給されるデザインデータ・仕様書・指示書等になります。アウトプットは、それらを基にCATIA-V5を使用し製品形状の3Dデータを作成し必要に応じて資料や図面を作成し納品します。
アウトプットまでの流れは構想設計~詳細設計~出図となります。その間、お客様と密に連絡を取り、中間データチェックや追加項目を盛り込んでいく事となります。

具体的な仕事内容.03

構想設計

まずは、断面ベースで製品肉厚を付け、取付形状や隣の部品との合わせ方法を検討します。この時、金型成立性を考慮しながら進める事が重要です。この段階で周辺部品との整合を取る必要があります。
具体的にはクリアランス含めたスペースの確保、合せ方法、組立順序です。物によっては他部署と連携を取り合意する必要が出てきます。

具体的な仕事内容.04

詳細設計

構想設計で作成した断面を基に3Dデータを作り込みます。この段階でも金型構想と成型性を意識したデータ作成が重要です。
具体的には、パーティングライン・スライドエリア・抜き角度・駄肉に注意しながら進めます。
ある程度進んだ段階で仕様、生技性を満たしているかチェックし、お客さんに提出し中間チェックを実施します。

具体的な仕事内容.05

出図

出図とは最終的なアウトプットです。出図の前には最終的な検図を行います。それらはチェックリストに項目別に記載されています。ここで見落としがあると最悪の場合、金型修正が必要となり、被害は大きくなりますので注意が必要です。

社内外での
量産・試作設計
全ての経験が成長の源泉

新しいジャンルとの出会い、試作・開発の仕事

私は小さい頃からプラモデルなどのものづくりが好きでものづくりに携われるような仕事に就きたいと思っていました。学生時代も機械工学を専攻し、就活中はいろいろなメーカーを訪れましたが、特定の分野の特定の部品を扱うメーカーが多く、どれもしっくりこない感じがしていました。
そうした中で、偶然にも校内で弊社の会社説明会があり、試作という、私がこれまでに知らなかった全く新しいジャンルに出会い、幅広い業種のプロダクトの設計・試作を行っている存在を知り興味がわきました。また、説明をしてくれた先輩社員が、とても楽しそうに仕事の話をされていたことも印象に残り、応募に至りました。

「量産設計」「試作品設計」。両方経験して得た自信。

今の仕事内容は3D CADのCATIAを用いて量産車両の灯体モデリング(ヘッドランプなど)や車両内装部品の検討モデルなどを設計しています。仕事の中にも実際に市場に出回る「量産部品の設計」と事前検証用として使われる試作品の「試作品設計」という性質の異なる2種類の仕事があり、それぞれ設計要件を織り込みながら形状作成をしています。
量産設計の方は設計期間が長く、「図面」での納入となります。一方、試作品設計の方は、設計期間が短く、生産部門での加工を経て「モノ」として納入します。量産品であれば市場で発売された時、試作品であれば展示会に出展された時、設計者の一人として携わることができたということに自信とやりがいを感じています。

答えがない「設計」で正解を追い求める面白さ

設計業務の一番の難しさは、正解が無いことだと思います。無から有を生み出す仕事の中で検討を重ねどこまで正解に近づけていけるかが設計力を問われ苦労するところです。私たちがより良いものに近づけた、使い勝手の良い形状のものになったと判断して顧客に提案しても、時として顧客からは異なった判断をされることもあります。
また、試作設計では小さなミスであれば生産部門での調整で修正対応してもらえますが、組立てできないようなミスであれば直ちにやり直しをしなければなりません。
さらに、量産設計の場合は、小さなミスといえども、後々大きな問題に発展してしまいかねません。量産設計、試作品設計ともにデータ出力時には気を抜けませんが、「使いやすさ・低価格・壊れにくさ」などの目標に向かって、理想の正解を求め探求し常にトライ&エラーを繰り返しながら改良し続けていくことが「設計」という仕事の難しさであるとともに、面白さでもあると思います。

教える立場になり、初めて気づいた自身の成長

入社後、しばらくは車両内装部品の試作品設計を担当していました。その後、車両メーカーへ勉強に行き、内装部品の量産設計の手法を学んできました。それまで試作品設計しか経験していなかったので、日々周囲の人に教えてもらいながら、何とか業務を行っているという状態でした。
その後、自分が成長したなと感じられたのは、自分より後から来た人に設計方法や構造などを説明できた時でした。説明できるようになるまで時間はかかりましたが、最初は右も左もわからない中で業務を行っていたので教えることができたときは成長を実感しました。また、メーカー内にいた時に試作品納入後の顧客での使われ方を学ぶことができました。社内での設計だけではわからない納入品の良し悪しや困りごとを、直接お客様から聞くことができたのは良い勉強になりました。
社内での試作品設計の場合は、設計後の現物を確認でき、その度に設計の良し悪しがすぐにわかる為、案件を終える度に反省点が経験として積み重なっていることを実感しています。

部署上長から応募者の方へ

私たちが設計する部品は車の内装や外装部品で、車に興味の無い人でも誰もが見た事のあるものばかりです。その為、自分が設計したものが量産されて世に出た時は他にない達成感を感じる事と思います。
又、当社は様々なメーカー様とのお付き合いがある為、幅広い設計スキルを身に付ける事が可能です。海外拠点も複数あり、グローバルな活動もできることから、さらに、視野は広がり、様々なチャンスを掴む事も期待されています。

当ウェブサイトではお客様により良いサイトを提供するため、クッキーを利用しています。個人情報保護方針「クッキーの使用について」に同意していただける場合は「承諾する」ボタンをクリックしてください。また個人情報保護のお取り扱いついても個人情報保護方針をご一読ください。