
M.F.
試作品製造職
(表皮・シート担当)
2014年新卒入社
自身の成長がチームのためになる。
そう信じて挑み続ける。

好きなことを仕事にしたら
人のためになる仕事だった。
小さい頃からものづくりが好きで、好きなことを仕事にしたいと思い入社しました。専門学校ではデザインを学んでいましたが、自分でデザインするより人がデザインしたものを形にする方が向いていると気づき、就職活動の際に専門学校から紹介を受けたモデラー職の仕事内容に興味を持ちました。弊社には、専門学校の先輩社員が勤務していたこともあり、先輩社員から具体的な仕事の話を聞くことができ、さらに興味を持ち応募致しました。弊社では、世の中に出る前のデザインモデルやワーキングモデルに関わることができて、自分自身のスキルアップも可能です。自分の為ではなく、人に喜んで貰えるものづくりができます。人のためになることを色々と考えることが好きで、手を動かす仕事が好きな方には、非常に良い環境です。
仕事の責任。
型取りから巻きまで
一連の作業に携わること。
主に、自動車のシート(デザインモデル)を製作しています。シートの工程として①パターンを製作する型取り②裁断 ③縫製 ④縫製したものを巻き付ける、巻きの作業があります。弊社では、パタンナーや縫い子に別れての分業作業は行いません。全工程を行う、多能工としてのスキルを磨き、一連の工程を理解し、自分一人で型取りから巻きまで一連の作業に携わることにより責任を感じています。リピートの仕事依頼や、営業部門からの「お客さま喜んでいたよ」という言葉を貰えると、とにかく嬉しいですし、次はどのような工夫をしようかなどの向上心に繋がります。さらに、恵まれていると思うのですが、製作したモデルを褒めて貰ったり、意見を貰ったりできる恵まれたチームで仕事をしています。入社して5年が経っても学ぶことがたくさんあり、やりがいのある仕事だと思います。

ベストな選択を
プラス思考で追求する。
シート製作で重要なミシンのオペレーションは、0からのスタートでした。特に工業用のミシンは経験がなく、糸の通し方、ボビンの巻き方から教わりました。ミシンは使えば使うほど、上達することができます。今では私の強みの一つです。型取りは、感覚作業の塊です。大まかな基準はありますが、シートの形状によって力のかけ方が異なります。全ては経験値と確認力だと思います。型取りに失敗すると、最初からやり直しになります。ですが、そこがシートの面白いところだと私は思います。どこの型紙が良くなかったのか、形状を表現する限界なのか、どうしたらお客さまに納得して頂けるモデルができるのか、できる方法を模索していくためには、常にプラス思考でいることが大切だと思っています。

毎年感じるスキルの向上が
明日への原動力。
シートデザインモデルの一連の作業ができる様になったことです。シートは、組立ができる仕様にするCAD作業に始まり、分割したCADデータをNCマシンで切削する機械加工、切削したパーツとCADデータとを確認しながら組み立てた後、表皮作業へと繋がります。1年目はシートの基礎、2年目はシートの習得とCAD作業 、3年目はシートの習熟と機械加工、4年目からは一連の作業・技術を身につけています。確実にスキルが上がっていることを実感できるのも嬉しいです。この業界ではまだまだ成長途中の1人です。不安になることもありますが、学べることも大きいので、チームの力になれる様、努力を惜しみません。そして、人に頼られる人材に成長することが目標です。